2012年5月に行われた、洪蓉舎の吉福伸逸さんの春の5日間ワークショップ。無事終了しました。
緑に囲まれた山々の中、参加者の方々も、何かしらの気づきが得られたワークショップになったと思います。例年になく、少ない人数(20人程度)。静けさの中にも独特な空気感に包まれ、はじめて参加する方から、毎年参加されている方まで、自分自身に向き合うのに貴重な時間だったように思います。毎年、洪蓉舎の吉福ワーク合宿から戻ると、「どうだったの?」という質問を知人からよくいただきますので、少しでも多くの方に、吉福逸伸さんのワークショップを知ってもらおうと、今回、簡単ではございますが、洪蓉舎のホームページを担当している事務局・小磯が、吉福合宿を振り返りたいと思います。
吉福伸逸ワークショップ 1日目。
初日は、午後からスタート。私(事務局・小磯)は、2日目からの参加でしたので、実体験はしていませんが、初日から、大きく情動(心)が動くワークになったようです。
一体、どんなワークだったのでしょう?1日目は、午後11時ごろに終了。
(※数年前までの吉福さんは、夜中の2時、3時までワークを行うことも。。今回は、夜の11~12時には終わることが多かったように思います。)
吉福伸逸ワークショップ 2日目のひとコマ。
ん??? 餅つき??? そうです。^^ 2日目のお昼は、出来立てのお餅です。
子供から大人までみんなで作りました。
すごく美味しかったです。また食べたいです。
この日は、
「母と子」
「解っているけれど辞められないこと」
などのワークが行われました。
吉福伸逸ワークショップ 3日目のひとコマ。
3日目は、自我ついてホワイトボードを使っての講義から始まりました。
自我とシャドーの位置づけ、超自我の影響など。私の理解度では、誤解も生じるかもしれませんが、あくまでも私の心に残ったフレーズとして、以下にいくつか書いてみます。
・自己イメージは変化することを許さない。そのため、その傾向が強くなると、自己イメージを確保するため、他者(外の世界)を変えようとする。
・自分自身を思い通りにできないから、他人を思い通りにしたい欲求を持つ
・自分自身に取り組むことで、器を大きくして、自己イメージを拡大する
・シャドーは、何階層にも深く分かれている、個人のシャドーはほんの一角にすぎない。
その後、ピエロ(道化師)のワーク。参加者の方々の、クリエイティブなピエロ姿に、会場は大いに盛り上がりました!そして夕方、天然温泉へ。(洪蓉舎のワークショップでは、ほぼ必ず一度は温泉に出かけています。)
温泉から戻ってからは、2人1組になって、ボディーワークとブレスワーク。
吉福伸逸ワークショップ 4日目のひとコマ。
4日目の午前中は、自分自身の中の、「~なくてはならない」 「~あってはならない」を書き出しました。
それを4つのカテゴリー(人間関係・生命に関わる・気持ち・考え)に分類して、3~4人のグループに分かれてディスカッションを行いました。さらにそれを、超自我からくるものなのか、自分自身が生活していく中で獲得したものなのかも分類していきました。この「~なくてはならない」 「~あってはならない」は、自己イメージの限界の把握として認知行動主義の考え方だそうです。書き出すものが少ないほど、人は制限なく生きやすくなると、吉福さん。
午後は、書き出した紙を燃やす儀式に突入。よもぎを外に取りに行くチームと祭壇を作るチームに分かれて準備を開始。私は、祭壇を作る作業を選びました。創作意欲がわいて非常に楽しい!
参加者の方が、歌詞を即興で作り、それをみんなで修正して歌が完成。
歌とダンスの儀式になりました。儀式の最後は、吉福さんが一人一人の書き出した紙をよもぎと一緒に燃やしていきました。煙は、よもぎの匂いが交わり、とてもいい香りが漂っていました。
参加者みんなで、「たわごとなあに」を作詞作曲しました。
儀式が終わってからは、夜遅くまで、ブレスワーク・吉福さんの催眠誘導のワーク。
吉福伸逸ワークショップ 5日目のひとコマ。
最終日です。前日までに行われたワークについてのシェアが中心です。はじめての方もいらっしゃったので、ワークから日常生活に戻った際の在り方についてお話もありました。
2012年4泊5日 吉福伸逸ワークショップを振り返り・・・
吉福逸伸さんのワークショップは、頭で考えて整理するより、心で感じたこと・心に響いたことを大切にするものだと思いますが、こうして振り返ってみると、私にとっては、とても有意義な時間になりました。ありがとうございます。